留学生観察日記<バンクーバー編>

IELTS4.0で渡航し、カナダで四苦八苦している留学生の奮闘日記

品質

今更ですが、私の部屋に置いてあるタンスのうち2つが壊れています(タンスは計3つ)。正確には底が抜けやすいんですね。

ぱっと見た目はアンティークというかシック系なんですが、作りはお粗末といっていいくらいの出来です。見た目は美大レベルですが、中身は小学生の自由工作といった感じですね。

 

日本にもIKEAというお店があると思います。元々スウェーデンの会社で家具の組み立てキットなんかが有名ですね。他には日本だとニトリがそれにはいると思います。

日本からみてIKEAの家具レベルはどれくらいかというと…少なくとも悪くはありません。ただ、良いというわけでもないようです。理由は簡単。他の日本メーカーの質があまりにも高すぎるからです。

さて、ここカナダでの評価というと…満点レベルです。こんなに質がいいものが売っているのか!と言われるほど質がいいのです。買ったら話のネタになるレベルです…

 

どうしてこうなるのかというと…北米系ではあまり自分に求めないで!というのが結構多いです。自分に求めないで!その代りにあなたにも求めないから!という感じです。

日本はどちらかというとここまでしてやってるんだからこのくらいできて当然だろ…という雰囲気が多いと思います。

 

ここで質の差が生まれます。

はて、じゃあ北米はどこで優っているのかというとズバリスピードです。

物を展開するスピードが尋常じゃないほど早いです。日本がもっといい質を求めているうちに展開。日本が展開する頃には一足先に別の物を展開している…

質を求めない代わりに変化を求めるんですね。

 

さて、ここでカルチャーショックが発生します…何故質がこんなに酷いものなのかと…

確かにすぐさま新しいものが出てきます。飽きはしません。ただ、前の物が飽きると同時に壊れます。

これで成り立っている文化なのでどうしようもありません…自分が慣れるしかないのですが…あとひと手間加えればいいのにな…というところができていないのでモヤっとします。

 

逆に、恐らく日本人は決断が遅いな~、白黒はっきりしないな~と思われていると思います。

なんでそこで悩んでいるんだと。そんなささいなこと誰も気にしないからさっさと次行こうぜと。

 

 

本当に慣れるしかないと思いますが、慣れるまでがきつそうです…